基礎体温

思索の試作。詩作の施策。

A4 1枚 あればいい。

マッキンゼーの赤羽雄二さんが書いた本に影響を受けてA4のレポート用紙を持ち歩くようにしている。

 

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

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その本で語られているやり方とは違うのだが、常にA4の紙を机の上に置いておき、何あったらすぐに書ける状態にして、打ち合わせでも常に広げて置いているようにしているのだが、これがけっこういい。
 
よくホワイトボードに書きながら会議を進めるとうまく議論が整理されるが、まさにあれと似たような効果が生まれてくる。
 
一見、手帳やノートでも良さそうだが、どうも違う。では一体、何がいいのかというと以下の3点である。
 
1. 書き始めのハードルの低さ
手帳やノートも好きなので、つい色々と試してしまうのだが、それらとの違いは書くことのハードルの低さにある。本当は手帳やノートにも好き勝手書けばいいのだが、例えば1日1ページのほぼ日手帳だとここに書くか書かないかの選別を無意識に行ってしまうし、いつか終わりが来てしまうノートについてもどこかでそのハードルを感じてしまっている。それは、書いたものがストックされてしまうことへ対する、ちょっとした気づかいのようなものかもしれない。
 
2. 見せやすさ、共有しやすさ
ノートだって同じじゃないかと思うかもしれないが、ちょっと違うのだ。やはりノートは少々パーソナルな要素が強く、みんなで共有するのにはやや向かない。というより、A4の紙に書いたときのオープンな感じが、ノートとは異なると言ったほうがよいだろうか。ノートに書いているときにうっすらと感じる見えないバリアが一切ない。ノートの場合、他の人が見るとどこか覗いている感じになるのだが、A4の紙はあまりに無防備なのだ。なので、打ち合わせの時にホワイトボードのように書きながら共有していくという使い方がしやすい。さらに、打ち合わせ後にその紙を切り離して、相手に渡しやすいのもメリットだ。
 
3. 使い切ることの気持ちよさ
わたしはA4方眼紙のレポート用紙を購入して、それをパッドに入れて使っているのだが、書く度にその紙をぴっと切り離し、また新しい紙に書いては切り離していく。すると当然、レポート用紙が徐々に減っていき薄くなっていくわけだが、その過程が気持ちいいのだ。妙な達成感がある。ノートの場合、ストックされていくというか積み重なっていく感覚なのだが、一方こちらは使い切ってどんどん消していく感じなので、いわばタスクリストを横棒で消していく気持ちよさに近い。このあたりはタイプによると思うが、わたしには非常に合っているようだ。
 
以上3点が個人的にやりやすいと考える主な理由である。
 
書き終わった紙をどう整理していくかという問題は残るが、これについては別の機会で考察したいと思う。
 
 

 レポート用意はこれが好き。

オキナ プロジェクトペーパー A4 5ミリ方眼 100枚 PPA45S

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レポートパッドはOlivettiのやつを使っている。

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