基礎体温

思索の試作。詩作の施策。

iPad Proを持っているけど新しいのを買ってしまい

初代のiPad Pro(9.7インチ)とApple Pencilと純正キーボードを長らく使っており、キーボードに至っては接続が悪くなってきたので新調したばかりだというのに、ふと立ち寄った表参道のApple Storeで新型iPad Proに触れた途端、無性に欲しくなって止まらなくなってしまった。


一番大きな理由は形である。今回、側面が角張ったデザインに変わったが、この感じが好きなのでそれだけで欲しくなってしまった。私はiPhone4のデザインがとても好きだったのだが、まさにあれを彷彿とさせる形になっており、もうこれだけで買い換える意味があるのではないかとさえ思わせた。


もう1つ大きな変化はApple Pencilである。書き心地はとても良いが、初代に関してはとにかく充電するときが最悪なのである。iPadの下部にペンシルを突き刺したビジュアルは到底許容できるものではないし、取り外した蓋(キャップ?)をなくしはしないかと気が気ではない。スティーブ・ジョブズが生きていたら絶対にこれは許さなかっただろうなと嘆息したものである。


その点、今回の新型は非常に良くなった。初めからこうすればよかったのに!と思うが、まあいろいろ事情はあるのだろう。キーボードで書いているときもペンを側面に固定しておけるし、勝手に充電してくれるので、いざペンシルを使おうとしたときに充電切れということがなくなった。

 

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私はiPhoneを7から買い換えていないのでFace IDは初めての体験だったが、これもたいへん便利だと感じる。初めはホームボタンがないことを寂しく感じていたが、すぐに慣れてしまったし、いったん慣れてしまうとiPhoneのホームボタン&指紋認証がわずらわしく感じるほどだ。


Folio Keyboardも私としては満足している。両面すっぽり覆うので本体のビジュアルを楽しめなくなってしまうが、パタンと閉じた時の感覚がまるで本のようで悪くない。かつ側面にペンシルがくっつくので持ち運びが楽になった。これさえあれば大体のことができるので、社内での打ち合わせではMacbookは持ち歩かず、iPadだけを持ち運ぶようになった。キーボードを打ったり、ノートに手書きでメモしたり、USB-Cになったのでモニターに映すことも容易になった。


iPadに加え、Apple Pencilとキーボードも買うと結構な金額になってしまうが、今のところ仕事もプライベートにも相当使えているので、元は十分取れそうだと感じている。また引き続きレポートしたい。

書くこと

iPadProがなんだかんだ言って気になっているが、ふつうのiPadでさえ重くて持ち運ぶのをやめたので、買っても無駄だろうと思うものの、MacBook Airの代わりになるかも、という考えも捨てきれない。

かなり久しぶりにiPad miniを持ち歩くことにした。とにかく何でもいいから帰りの電車でブログを書くことを日課にしたので、これとキーボードのセットをカバンに入れるようにした。MacBook Airを常に持ち運ぶのはさすがに重いが、iPad miniとキーボードのセットであれば、ハードカバーの本を持ち歩くのとそれほど変わらない感覚でいられる。

結局キーボードがないと不便なのである。iPadProが気になっているのも要はあのキーボードとペンシルが気になっているからに違いない。キーボードというのは、いつの間にかすっかり身体化されたデバイスとなっている。

会社で、誰もがさも当たり前の顔つきでキーボードを叩いているのをふと眺めていると、奇妙な感覚に襲われるときがある。指先は狂ったように文字を生み出し続けているのに、表情は何かに取り憑かれたような空虚さをたたえている。そのアンバランスさ加減が不安を誘う。ペンで書くときにはそうはならない。たいていは、標的を見据えた表情をしているものだ。

ペン、キーボードに代わる入力デバイスが出てくる可能性はあるのだろうか。音声入力はより進化していくだろうが、書くこととは違う行為なので代替にはならないだろう。

半年あまり

いまの会社は3ヶ月ごとに振り返りの面談があり、もうすぐ2回目がくる。

はじめの3ヶ月に比べると、この3ヶ月はあっという間というか、何をやったか、記憶が混在していてよく思い出せない状態になっている。

仕事がこなれてきたと言えるのかもしれないが、慣れて、どこかゆるんできたとも言えるのかもしれない。

まあちゃんと仕事をやっていればいいのかもしれないが、どこか貧乏性なのか、常にこれでいいんだろうかという不安がつきまとい、最近たいした仕事してないな、このままだとクビになってしまうのでは、などと考える。

そういうことを考える時点で、余計なことに気を取られすぎなのだろうとも思う。

もっと、ストイックに物事に向き合うために、いつものようにカタチから入ることにした。まずは、日常の行動をなるべくルーティーン化することから始めるようにする。言い換えると、時間の使い方を規定するということでもある。

朝の通勤での行動を決めた。その日の気分で振る舞うことをやめ、前半はインプット、後半はアウトプットの時間とした。

幸いなことに通勤時間が長いので、わりと時間が取れる。前半は主にスマホでニュースを読むが、どのアプリで何を見るかの順番も決めた。とりあえず、Yahoo!ニュースの主要、日経電子版のトップ、NewsPicksの総合トップとテクノロジーは一通り目を通すことにしてみた。なぜこれなのかはあまり深く考えてないが、しばらく試してみることにする。

帰りの電車では、なんでもいいからブログを書くことにした。
どうせ誰も読まないが、とにかくブログとしてアップすることにした。そうすることで日々の行動や考え、感じ方の何かが変化することを期待しつつ。



浮間舟渡

浮間舟渡。「うきまふなど」と読む謎の駅。

埼京線で大宮から都内へ向かう途中に通る駅の一つだが、この駅で降りたことはないし、これからも一生降りることがないのではないかと思わせる駅である。

浮間舟渡。
よく見るとなかなか風情のある文字面である。
渡し舟のシルエットが見えてくるようだ。

しかし、この駅に何があるのかがわからない。川があるのかすらもわからない。

改めて埼京線沿線にある駅を眺めてみると、案外ほかの駅は想像がつく、あるいは降りたことがある。

しかし、浮間舟渡。
ここだけは、わからない。想像できないというよりは、想像が膨らみすぎてしまうのだ。傘をかぶった渡し守。遠くに見える渡り鳥たち。すすきのような草っ原。まるで版画のような、影絵のような情景が浮かんでくるのである。

浮間舟渡。
ここは、私にとって時間の区切りとなる駅でもある。
大宮駅から埼京線に乗り、例えばスマホでニュースを一通り読んではっとする、あるいは寝不足でつい寝てしまいふと目が覚める、そうした瞬間、まるで示し合わせたかのように、大抵いつも、「次は浮間舟渡」なのである。

浮間舟渡。
常に私の日常に絡みついてきて、それでいて決してその正体は見せてくれない、それが私にとっての浮間舟渡なのである。

住んでいる人にとっては、何を馬鹿なことを言ってるのかという話だろうが、私にとっては数少ない埼玉ミステリーなのである。

Apple Musicを試してみて1ヶ月

無料お試しということもあってApple Musicを使っています。ほかにも定額制配信サービスが増えてきていますが、MaciPhoneを使っている環境なので、Apple Musicが一番手っ取り早いと思い、試しています。

 

聴く音楽については、新たな領域を開拓しているというより、もともと好きだったものをなぞっている状況で、最近だと60年〜80年代ごろのロックを聴くことが多いです。

 

特に、ずっと聴きたいと思っていたけどまだ手を出したことのなかったアルバムを見つけては、もっぱらそれらを聴いています。

 

たとえば、Blind Faith。

Blind Faith

Blind Faith

  • Blind Faith
  • ロック
  • ¥800

 

当時、なかなかアルバムが売ってなかったり、TSUTAYAにもなかったりでちゃんと聴いたことのなかったものたちをかたっぱしから探しては聴いています。

 

あとは、もともとけっこう好きだったミュージシャンの別のアルバムとか。改めて考えると、全部のアルバムを制覇しているケースって少なくて、ローリングストーンズでも全部は聴いていないものです。

 

itun.es

 

あとは、意外とちゃんと聴いたことがなかったミュージシャン。たとえばヴァン・モリソンとか。

 

itun.es

彼なんか、ほんと、もっと若い頃からちゃんと聴いておけばよかったと思いました。

 

あとはジャズやクラシックなんかもちょこまか聴いております。

 

邦楽の品揃えはそんなに充実してない印象は受けますが、わたしはそこはそんなに期待していないので、わりとApple Musicは堪能できています。お試し期間が終わっても続けているつもりです。

 

ただ、残念なのは音質があまりよくないこと。ここが改善されるともっといいのに、とは思います。

 

A4 1枚 あればいい。

マッキンゼーの赤羽雄二さんが書いた本に影響を受けてA4のレポート用紙を持ち歩くようにしている。

 

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

 

その本で語られているやり方とは違うのだが、常にA4の紙を机の上に置いておき、何あったらすぐに書ける状態にして、打ち合わせでも常に広げて置いているようにしているのだが、これがけっこういい。
 
よくホワイトボードに書きながら会議を進めるとうまく議論が整理されるが、まさにあれと似たような効果が生まれてくる。
 
一見、手帳やノートでも良さそうだが、どうも違う。では一体、何がいいのかというと以下の3点である。
 
1. 書き始めのハードルの低さ
手帳やノートも好きなので、つい色々と試してしまうのだが、それらとの違いは書くことのハードルの低さにある。本当は手帳やノートにも好き勝手書けばいいのだが、例えば1日1ページのほぼ日手帳だとここに書くか書かないかの選別を無意識に行ってしまうし、いつか終わりが来てしまうノートについてもどこかでそのハードルを感じてしまっている。それは、書いたものがストックされてしまうことへ対する、ちょっとした気づかいのようなものかもしれない。
 
2. 見せやすさ、共有しやすさ
ノートだって同じじゃないかと思うかもしれないが、ちょっと違うのだ。やはりノートは少々パーソナルな要素が強く、みんなで共有するのにはやや向かない。というより、A4の紙に書いたときのオープンな感じが、ノートとは異なると言ったほうがよいだろうか。ノートに書いているときにうっすらと感じる見えないバリアが一切ない。ノートの場合、他の人が見るとどこか覗いている感じになるのだが、A4の紙はあまりに無防備なのだ。なので、打ち合わせの時にホワイトボードのように書きながら共有していくという使い方がしやすい。さらに、打ち合わせ後にその紙を切り離して、相手に渡しやすいのもメリットだ。
 
3. 使い切ることの気持ちよさ
わたしはA4方眼紙のレポート用紙を購入して、それをパッドに入れて使っているのだが、書く度にその紙をぴっと切り離し、また新しい紙に書いては切り離していく。すると当然、レポート用紙が徐々に減っていき薄くなっていくわけだが、その過程が気持ちいいのだ。妙な達成感がある。ノートの場合、ストックされていくというか積み重なっていく感覚なのだが、一方こちらは使い切ってどんどん消していく感じなので、いわばタスクリストを横棒で消していく気持ちよさに近い。このあたりはタイプによると思うが、わたしには非常に合っているようだ。
 
以上3点が個人的にやりやすいと考える主な理由である。
 
書き終わった紙をどう整理していくかという問題は残るが、これについては別の機会で考察したいと思う。
 
 

 レポート用意はこれが好き。

オキナ プロジェクトペーパー A4 5ミリ方眼 100枚 PPA45S

オキナ プロジェクトペーパー A4 5ミリ方眼 100枚 PPA45S

 

 

レポートパッドはOlivettiのやつを使っている。

shop.delfonics.com

 

 
 

手ブラスカ

通勤時の荷物に波が来る。

やたらものを減らして軽量化したい時と、大きめのカバンにやたらものを詰め込みたい時と。
 
その時々の自分の仕事の状況やデバイスによってその波が変わるわけだが、今はかなり軽量化に心が傾いている。
 
とにかくものを減らしたい。理想は手ブラである。佐藤可士和の整理術の本なんかを読むと、彼は基本手ブラで財布とスマホしか持たないというので、それに憧れて手ブラを試したこともある。
 
わたしはもともとものを多めに持ってしまうタイプで、ちょっとした旅行でも、念のため念のためと言いながらものが増え、カバンがパンパンになって同行者にやや呆れられるほどである。
 
通勤でもついあれもこれもと荷物が増え、いつもやたらカバンが重いことになる。
 
今回、ものを減らす、できれば手ブラを目指すにあたり持ち物の取捨選択を行った。
 
・パソコン
MacBook Air からiPad miniプラス専用キーボードに変えたが、これ自体やめる。iPhoneでまかなう。
 
・手帳、ノート
A4の紙を折りたたんで収められるので超整理手帳を復活。ここに常にA4の紙を入れておいてノート代わりとする。
 
・細々したもの
折り畳み傘、薬、鍵、財布、イヤホン、カードキー、本
 
自分としては上記でだいぶ減らしたつもりであるが、まだ手ブラにはほど遠い。
 
ここからさらに取捨選択をする必要がある。