基礎体温

思索の試作。詩作の施策。

せっかちピンちゃん

わたしはあまりせっかちなたちではなく、どちらかというと気長に待つタイプだと思う。

なので、ときたま、せっかちな人が理解できず、どうしてそんなに急ぐのか、急いでもさほど結果は変わらないのに、と思うことが多々ある。

いったん気になったらそれを片付けないと気が済まない人というのがいて、そういう人は結果のことなど実はあまりに気にしてなくて、とにかく自分の気持ちが落ち着かないのが我慢できないという風情なのだ。

そんなとき、わりと宙ぶらりんにも耐えられる性質の私なんかは、結果にコミットしないその焦りに対してやや冷ややかな目線を向けてしまう。

でも、ことビジネスの世界においては、こうしたせっかち屋さんのほうがうまくいくような気がしている。私がこれまで接してきた上司なんかでも、なんだかんだ言って結果を出す優秀な人は往々にしてせっかち者だったりする。

それはなぜなのかと考えるに、特にビジネスの場においては、少しでも早く物事を処理したほうが、そのこと自体の結果が変わらないとしても、それに付随したもろもろが早めに回り始めるので、良くも悪くも全体としては進んで行くからだろう。

ということは、これは何もビジネスに限る話ではなく、物事が連関する世界においては、たいてい当てはまるのかもしれない。

とはいえ、大きな方向性がずれてないことが必要で、前述したデキる人たちはそこがぶれてないからせっかちが効果的だったりもする。そこのバランス。